この本の著者である平野朝久先生はとても優しい方です。私が大学を出て最初に就職した神奈川県の小学校へ、毎月一回指導助言に来ていただいていました。私も年に一回研究授業を見ていただきました。平野先生はいつも穏やかに子どもの今、ここの事実に立ち返って本で述べたことではなく今日の45分間の授業で気がついたことを述べていただきました。
本の中身は子どもは本来善くなろうとしていると子どもは本来自ら求め追究しようとしているという2つの子ども観をもとにはじめに子どもありきの立場で、授業をつくっていくことの大切さが述べられています。私は若年教師の時、何度もこの本を読み返し沢山線を引いたり書き込みをしたりしながら、悩み進み過ごしていました。平野先生と一緒に長野県の伊那小学校へ参観に行ったこともあります。伊那小学校には10回行きました。大学を出て直ぐに平野先生に会えたことは幸運でした。私の25年間の教員生活はすべてこの一冊に尽きると言っても過言ではありません。平野先生には全部で10回授業を見ていただきました。今も毎年年賀状のやりとりをしています。私の恩師です。